アマダ常務でアムテック社長だった平田社長の言葉「開発は面白い。でも突っ込み過ぎるな!」

私が、アマダソフト工房10階でNewAP構想(後のAP100)での超プロトアプリ開発に取り組んでいた時、アムテック社内での平田社長への進捗状況の説明会があった時、CAMの開発リーダーだった元アマダのC&C事業部のCAMの専門家?の田辺和生さんが取り敢えず当面実現しようとする機能について説明をしたら、平田社長が言った言葉が「私も機械の開発をしてきたが、開発は面白い。でも突っ込み過ぎるな!」でした。

その当時はまだソフト工房7階のPCLプロジェクトができる半年以上前で、ベンドモデル騒ぎの起きるすぐ前だったし、NewAP構想も井一義人さん(I)・小木曽さん(O)・田辺和生さん(T)、及び協力会社の青木保社長(A)のIOTAモデルだった時で、全く先行きが不透明で、自動加工だとか、工具軌跡を図形属性にするとか、工具割付辞書・テンプレート辞書・学習機能とかいったことが渦巻いていた時期で、かなり突っ込んでいた仕様?だったわけですが、私個人は平田社長の鋭い指摘と感心してました。

一方、田辺さんは社長の指示など無視して、IOTAモデルから現実的なPLSモデルに我々実務担当者が変えた後でも、工具奇跡の図形属性構想などの夢に没頭していました。前年にアムテックを辞めていったパッケージポスト開発の担当者にまで自慢してアイデアを提起していました。

結局、AP100(PLSモデル)が世の中に出荷されて後には、PLSモデルを田辺さんが仕切ったことになっているようですが、現実は全く違います!