田辺和生さんの言葉「大赤字だ!」

私がまだアマダのソフト工房7階のPCLプロジェクトにいた時に、AP100のCAMの開発の進捗について語った旧アマダC&Cの田辺和生さんの言葉が「大赤字だ!」で、私を批判して脅かしていた。

結局、AP100のCAMのモデルを私がPLSモデルにして、IOTAモデルにしなかったことで、開発が遅れて、アムテックが大赤字に陥ったと田辺さんは言いたかったようです。

しかし、20年以上経った現在を振り返れば、当時の赤字なんて全然大した問題ではなくて、むしろAP60での失敗に伴う巨額の赤字、平田社長の言葉を借りれば「お金を注ぎ込めば注ぎ込むほど、システムがボロボロになるというAP60」の状況とは全く異なったわけです。

AP100(PLSモデル)は試作品のそれなりのモデルだったわけですが、なぜかお客様の信頼を得たブランドとなったわけです。

一方、AP160,VPSS 3i(IOTAモデル)が出荷されない現状を踏まえれば、IOTAモデルの方が本当の大赤字ではないでしょうか!

元々、IOTAモデルは井一義人さんや小木曽さんや田辺さんが要求を挙げて、協力会社の青木保さんに設計してもらったモデルだし、とりわけ田辺さんにとっては青木さんとの間で何度も自動加工テンプレートや割付辞書機能また学習機能(今流行りのDeep Learingとは異なるが)の検討を行った思い入れのあるモデルだったわけでしたから!早期に、AP160(IOTAモデル)かVPSS 3i,4ie(IOTAモデル)として実現し、お客様に使って評価を得るようにして下さい!