井一義人さんの言葉「AP60は本当はデータベースから作り変えたかったんですけど」

私が、アマダのソフト工房10階のアムテック本体でAP200の開発とNewAP構想(のちのAP100)に関わっていた時に、私が何でAP60が出荷されたばかりなのに、NewAP構想なんて始めないといけないのかと問いただしたら、「AP60はデータベースが悪くて、先行きがないんだ」と言う話だった。

井一義人さんは、「AP60は本当はデータベースから作り変えたかったんですけど、丹羽嘉夫さんが今まで開発したのを使え!と言ったから、仕方なくデータベース周りはそのままにしておいたんです」と言って嘆いていた。

当時の私は、AP60は見たことも使ったこともなかったので、その出来の良し悪しについては判断できなかったが、後々になって使って、AP60は酷くレスポンスが遅いこととよくシステムがクラッシュすることに悩まされた。

井一さんたちが、データベースから作り直したいと当時は言っていたが、当時の私は彼らが手配師だったとは知らなかったので、今考えると彼らはどこかに開発をぶん投げることしかできなかったわけだし、例え作り変えても、まともに使えるようなシステムになったかどうか疑問だ。

要するに、またクズを作ってしまう可能性が大きかったと思う。

 

井一さんたちは、基本的な要求仕様書を書かない、正確には書けない人たちだから、「設計せい!」などと部下に偉そうなことを言うけど、ご自分たちはまるで設計できないのだから、上手くいく筈がないような気がするのだが!