小木曽さんの言葉「これからはAP40の周辺を整備して喰って行くしかない」

私が、アマダのソフト工房10階でAP200開発やNewAP構想(後のAP100)に携わっていた頃、EWS版のAP200CAMの開発が中止となり、井一義人さんと小木曽さんの担当が無くなった時に、小木曽さんが言った言葉が、「これからはAP40の周辺を整備して喰って行くしかない」でした。

当時は私は井一さんや小木曽さんが手配師だとは知らなかったので、てっきり彼らが主体的に開発できる人たちだと勘違いしていたのですが、この小木曽さんの言葉が意味することを良くは理解できないでいました。

まあ、結論から言えば、小木曽さんはAPシリーズの周辺となるデータ管理部分しか開発したことがなかった人だったし、井一さんはAPシリーズの手配師として金魚のウンコのように付いていた人だった訳です。

だから、小木曽さんにできることといえば、売れたAP40の周辺を整備することしかなかったわけのようです!私が南館に移動した時に、生産管理ソフトのアベさんが「小木曽さんは小技は得意だけど、大技はできない」と嘆いていた理由が分かりました。

因みに、南館にいた時に、住田徳蔵取締役から聞いた言葉に、「小木曽さんはアマダではミスター自動プロと呼ばれているんだ」ということです。